
私の母校では、芋餡をクッキー生地で包んで焼いた
「希望満充(きぼうまんじゅう)」というものがあります。
本当は小豆餡だったそうですが、戦時中に手に入りやすい芋餡になり、
しかもこれ、10人分を一まとめにして焼くので、
見た目の迫力満載です。
入学や、卒業の頃に、お子様ランチのように、小さな旗に
「希望満充」と書いて刺して、切り分けて食べます。
おなかにどん!と溜まりますが、それは「希望で満ちている!」ということで…
10人分を一まとめにするようになったのも、
戦時中、お誕生日ケーキが作れないから、
見た目だけでも、ということだそうです。
「希望満充」
検索してみたらいろいろ出てきました。
なんとクックパッドにレシピまで(笑)
ネーミングが素晴らしいですね、
「希望に満ちている!」
幾つになっても
そんな心もちでいたいです。

今は、昼のお食事でもでるのですが、私の頃は、入寮式直後に寮で食べるものでした。
ただでさえ、緊張する入寮式。胸いっぱいで食べられない。
でも、翌年にはぺロリを食べてしまうところに、
己の成長を感じました。
この旗、しかも赤で書くところ、絶対に母校関係者です。
旗を三角形にするのも、母校の特徴です。