平野啓一郎「ある男」を読んだ勢いで、
「マチネの終わりに」を読みました。
「マチネの終わりに」は四年前に新聞連載された小説です。
平野啓一郎は難解だとずっと思い込んでいたのに
天才ギタリストと海外で活躍するジャーナリストの大人の恋愛を描いた物語で
へ~~、平野啓一郎、こんな小説を書くんだ!って、再認識。
毎日読むのを楽しみにしていた記憶があります。
図書館で早速借りてきて再読しました。
「難解な平野啓一郎」らしい難しい言葉が出てきて
辞書を引きながら読んだところもありました。
「おくび」 赤ちゃんがミルクを飲んだ後げっぷをさせる事を
「おくび」という言葉で表現されていました。
「おくびにも出さない」は知っているけど
げっぷ=おくび って初めて知りました、
「あくび」かと思った。
「捨像(しゃしょう)」 これ難しくて説明できません。
こんな言葉知りませんでした。
「引力と斥力(せきりょく)」 引力は知ってますが「斥力」知らない。
引力は引き合う力、斥力は反発して遠ざける力
普段使わない言葉をあえて使う必要があったのか、
もう少し平易な表現だったらもっと楽しめただろうに・・・。
ちなみに「マチネの終わりに」は
この秋映画化されるそうです。
「ある男」もミステリータッチの小説なので
そのうちTVでドラマ化される気がします。
天才ギタリストに福山雅治 ジャーナリストに石田ゆり子。
「蜜蜂と遠雷」もやはり秋に映画化でしたね。
続けて読んだ二冊がどちらも映画化って
すごい偶然でびっくりです。
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