延寿大々神楽 神宮参拝

毎年この時期に

伊勢神宮で「延寿大々神楽」が行われます。

伊勢在住の八十歳以上の高齢者は

毎年神楽殿で行われる「延寿大々神楽」に招待され、記念品も頂けるのです。

（今年は新型コロナウイルスの関係で神楽殿は閉鎖、記念品の授受のみです）

毎年義母の代理で記念品を貰い受けに出向き、

そのついでに参拝をしてくるのが恒例になっています。

（なんと今年で21回目）

いつもなら「延寿大々神楽」の記念品をを受け取りに出向く人と

大勢の観光客でごった返すのですが、さすがに今年は静かな神域、

ウン十年伊勢在住ですがこんな景色は初めてです。

朝九時の風景です。

宇治橋もこの通り、

参道も人が居ません。

手を清める御手洗場（みたらしば）も誰も居ません。

普段なら人が写らないように苦労するのに貸し切りです。

小鳥の鳴き声だけの静かな森、

いつもは気にも留めない巨木が迫ってきます。

ご正宮を参拝した時、

さわやかな風が吹いて正面の白いとばりがすうっと上がり

とばりで隠されている御垣内が全部見通せるようになりました。

二拝二拍手一拝のお参りが終わるまでずっと上がったままになっていました。

風でとばりがめくれる事はたまにあるのですが、

こんな長い間上がったままというのは初めての経験でした。

奥の白いのがとばりです。

いつも観光客が集まるこの木の周りもこんなに静か、

根の大きさの比較に相方を配しました！

荒祭宮にもお参りをして参道の方へ戻ると

厳かなお神楽が聞こえてきました、

神楽殿は閉鎖されていますが、

高齢者の長寿と健康を願う「延寿大々神楽」が

御神前で奉奏されたのでしょうか？

お札やお守りを買う授与所も閉鎖されています。

厩の前まで行くと

ラッキーなことに「神馬（しんめ）」に会えました。

厩の前に顔を出してくれて、

こんな人懐っこい神馬は初めてかも。

皇室から奉納された「草新号（くさしんごう）」です。

神鶏はいつでも会えます。

記念品の授受は

マスク必須、ソーシャルディスタンス、はがきと引き換えの前に手の消毒。

まだ人が少なくすぐに頂けました。

宇治橋のたもとで証拠写真

手に持っている白い紙袋が義母に頂いた記念品です。

帰る頃には少し人も増えてきました、

前の方は記念品を五人分ぶら下げています。

おはらい町もほとんどのお店が閉まっていました。

おかげ横丁も静かで

赤福も閉まっています。

それでも早朝から側溝の掃除をしたり、閉まっているお店の中からも話声が聞こえたり

開店に向けての準備は着々と進んでいるようです。

一日も早く賑わいが戻ってくるといいですね。

五月のおはらい町はツバメの季節です、

お店の軒先にたくさん巣を作って子育ての真っ最中。

可愛い子ツバメが口を開けて餌を待っていました。

にほんブログ村