宮部みゆきを夢中になって読んだのは
もう20年くらい前でしょうか。
「火車」はうっすら覚えてますが
「レベルセブン」はきれいさっぱり忘れてしまいました。
7~8年くらい前にも
「我らが隣人の犯罪」「長い長い殺人」
「魔術はささやく」「蒲生亭事件」
時代小説の「日暮らし」「ぼんくら」「おまえさん」等々、夢中になって読んだものです。
「蒲生亭事件」がSFっぽい小説で、それ以来少し遠ざかってしまいました。
ミステリーや時代小説は好きなのですがSFやファンタジーは
この歳になると手が出なくなりますね。
義姉から借りた本の中に宮部みゆきの時代小説がたくさんあって
久しぶりにわくわくしながら読みました。
三島屋シリーズの
「おそろし」「あんじゅう」「泣き童子」「三鬼」
江戸で袋物を商う「三島屋」で
悲しい過去を背負った「おちか」が聞き取る「変わり百物語」
数々の不思議な話を聞くことでおちかの深く傷ついた心が癒され成長していく。
ファンタジーやSFは手が出ないのに
怪しい話、怖ろしい話で時代物だと抵抗なく読めるからおもしろいですね。
百物語のうち、ここまで読んで二十二話です。
これは百になるまで続くのでしょうね。
(「あやかし草子」「黒武御神火御殿」 三十一話まで進んでいるようです)
よくぞこれだけの怪異な話を幾つも書き続けられるものだと
あらためて宮部みゆきのストーリーテラーぶりに感心しきりです。
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