原田マハ

原田マハ好きなブログの友人の影響で

初めて原田マハ作品を手に取りました。

図書館で借りた本です、棚の中で一番新しそうだったので。

「風神雷神」　原田マハ　

俵屋宗達の手による風神雷神屏風図、

宗達の最高傑作と言われ天才絵師として名声が轟いていますが

その人物については分からない事が多く、生没年不詳、人物像も経歴も謎なんだそうです。

その宗達の少年時代を壮大なフィクションで綴った歴史小説でした。

信長や天正遣欧少年使節団とのからみはまさにワクワクするようなアートフィクション、

謎が多い人物なればこそ、ここまで発想が飛ばせるという事でしょうね。

そしてもう一冊

「楽園のカンヴァス」

大原美術館、ニューヨークのMOMAをベースに

アンリ・ルソーの魅力に取りつかれた人々を描く上質なアートミステリーです。

地方に住んでいるとメジャーな展覧会の機会がなく、全く絵画に疎いのですが

今はネットで調べればどんな絵画も目にする事が出来る良い時代です、

小説読みながら出てきた絵画作品をすぐにタブレットで調べて理解を深める事ができます。

ルソーとピカソの絵画を調べつつ、読みふけってしまいました。

美術に造詣が深い訳では無いので初めて知ることばかり、

でもとても面白かったです。

図書館にあと三冊予約を入れているので楽しみです。

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