幻の高級魚 クエ

天然もの一本釣りのクエを頂きました。

釣り好きな友人が7月に釣った魚（60㌢）で

アラと身をきれいに捌いて冷凍していたものです。

こんな高級魚は食べたことが無いので

しっかりリサーチをしてまずはクエ鍋にしました。

夏はハモ鍋が有名ですが夏のクエも裏旬と呼ばれ（旬は冬）

産卵に伴い過剰な脂が落ちてしつこさが無くなり

料理法によっては冬以上に美味しいそうです。

まずは霜降りしたクエの頭と昆布を煮込んで出汁を取ります。

コラーゲンたっぷりの出汁が取れました。

だしを取ったあとのクエの頭にたくさん身が付いているのできれいにほぐして取り分けました。大きなほほ肉がごっそり取れて、このままポン酢で食べても美味しいです。



大きなクエの片身は骨を取って切り分け、霜降りしておきます。（残り半身はから揚げ用に取っておきます）

クエの頭で煮出した出汁に水菜とマイタケ、シメジ、糸コンを入れてクエ鍋です。

春にたくさん頂いた「はるみミカン」の絞り汁が冷凍してあるのでそれを使ってぽん酢も作りました。
これがもう絶品、コラーゲンたっぷりの出汁で煮るクエの身はぷりっぷりの弾力でほんとに美味しい。冬なら最後に雑炊にするのですがさすがに暑いので、汁だけ濾して冷蔵庫にキープしました。

ここから二日目です。アラと一緒に入っていたカマは煮つけに、

残りの半身は小麦粉と米粉半々でから揚げにしました。


煮つけでもから揚げでも、まさにクエは絶品でした！

鍋の残り汁を濾した汁は一晩冷蔵庫においたら汁の上面がプルンプルン固まっていました。
揚げ野菜の煮びたしにそのだしを使いました。茄子、オクラ、しし唐、人参。

大きなクエ一匹を丸々頂いたので二日に渡ってクエを楽しませて頂きました。


でまだ三日目がありました。カマの煮つけの残った煮汁、三日目はこれでイカと里芋を炊きました。
クエの旨味が出た煮汁ですからね、イカの出汁と相まってこれはもう美味しくない訳が無い！里芋は今の時期しか出回らない少し茎が付いてるもの、ここがとろける様な食感になって大好きなんです。


最後に少し残った鍋の残り汁はお昼にクエ雑炊、アラからほぐした身を入れて卵でとじました。


あっ、ネギをトッピングするつもりで用意していたのに入れ忘れた、海苔をふりかけたらあまりに美味しそうで早々に食べてしまったのです。
三日に渡ってクエを堪能し食べつくしました。あぁ満足満足、美味しいクエをありがとうございました～！

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