高田郁さんの「あきない世傳 金と銀 1~13巻」
満を持して、ようやく一気読みしました。
「みをつくし料理帖」の大ファンだったので一日も早く読みたかったのですが
首を長くして全巻完結を待っていたら今になりました。
2016年から6年かかってようやく完結した時代小説ですが
図書館で借りようと何度かアクセスしたのですが
人気作家さんなのでなかなか全巻まとめて借りれなかったのです。

大阪の呉服商「五鈴屋」に女衆として9歳で奉公に出た幸、この「五鈴屋」という名前はお伊勢さんの五十鈴川にちなんだ名でそのままでは恐れ多いと十だけ取って「五鈴屋」と名付けたとあって一段と親近感が湧きました、白子の伊勢型紙もなじみ深いので読むスピードが増すばかりです。
「買うての幸い、売っての幸せ」をモットーに商いに知恵を絞る幸ですが売り手側だけがもうけるのではなく店の奉公人、仕入れ先、呉服にかかわる職人さんまですべての人が幸せになることを願っての商いはほんとに心が温かくなりました。
呉服のオリジナル商品を綿密に考え、その売り出し方にまで知恵を絞り、その商品が多くの人々に称賛され、愛されて大ヒットに繋がる、それはもうワクワクしながら楽しませてもらいました。
次から次へと荒波にもまれ苦難に突き落とされては一緒に涙し、最後の二巻はもう読み終わるのが惜しくて惜しくて、でも早く先が読みたい方が勝って猛スピード(1日1冊)で全13巻、読了しました。
そしてこの夏には「あきない世傳金と銀」のスピンオフ版ともいうべき特別巻(上)が発刊されたので予約を入れているのですが、いま13人待ちです。下巻も出る予定なので楽しみに待ちます。
この9月下旬は読書と栗仕事と縫物で

あっという間に過ぎてゆきました!縫物はまとまったらアップしますが、まだしばらくかかりそうです!
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