「あたごの浦」
いつもこども達が寝る前に読んでいたのですが、讃岐のお国言葉の調子がおもしろくて大笑い、寝るどころではなく、逆にはしゃぎだして困った絵本でした。
あたごの浦でおおけなおたこが砂浜にあがっておなすびをむしゃむしゃ食べだす。
鯛も浜にあがってきて、「今晩はお月さんがきれいなけん、演芸会でもせんか」
で、いろいろな魚が集まって一発芸大会がはじまる。
鯛やらふぐやらひらめやら、一発芸がきまるたびに仲間たちが「妙々々々々々」とはやしたてる。
この「みょうみょうみょうみょう~」がつぼにはまって一時我が家の流行語になりました。何か素晴らしいことを家族がするとみんなで「みょうみょうみょうみょう~」でした。
とぼけた落語のような、のんびりまったりな独特なおかしさのあるとてもおもしろい絵本です。
「ふりむけばねこ」
各ページの絵がみんな木版画で描かれている変わった絵本です。
どのページのお店屋さんにもねこがいて、
「かさやさんにもねこがいて、とけいやさんにもねこがいて、ふとんやさんにもねこがいて、・・・・」
最後にちょっと「おち」が付くような大人っぽい本です。
版画が少し怖いような絵で、不思議な町に迷い込んだようなイメージですがこども達は大好きでした。
絵本はこどもだけのものではありませんね、
大人も充分楽しめる芸術性のある絵本がたくさんあります。
町の本屋さんから絵本のスペースが少なくなっていくのが残念です!