この「中原の虹」は浅田氏の著作の中で私が一番好きな「蒼穹の昴」の続編にあたり、首を長くして待ち望んでいた小説です。
日露戦争後、滅亡への道をたどる清朝末期、
王朝の混迷を一身に背負う西太后、
俗物であるにもかかわらず玉座を狙う袁世凱、
「汝、満州の王者たれ」と老占い師に告げられる満州馬賊の張作霖、
歴史上でどちらかといえば悪役と評価されている人物達ですが、浅田氏の解釈は新鮮でおもしろかったですね。
歴史小説愛好家を気持ちよくだませれば作家冥利に尽きると言うものでしょう。
そして「蒼穹の昴」からおなじみの春児と梁文秀、
もう少しこの二人の「その後」を期待していたのですが・・・。
4巻まで読み終えてなお、少々食い足りなさを感じていたのですが浅田氏は当初4部作の構想が6部作に膨らんでいると言う事なので続編を楽しみにすることにします。
「蒼穹の昴」の最後にちらっと顔を見せた少年時代の毛沢東
当然ここに繋がる時代を書き綴ってくれるものと期待しています。
間が開いてしまったことも有ると思うんですが…。
毛沢東まで続かないと、この状態は~^^;。
玉。本当に何処かにあって欲しい気分です。
梁文秀の「その後」をもう少し書いて欲しいと思いました!
続く2巻は、連載されるそうですね。(関西方面E様情報です)
玉は学良さんと共に、ハワイで散るのか…と考えましたが、E様は毛沢東さんまで渡る・・・?と。その後無くなるのでは~?私は江青さんが知恵のないまま、何か解らず壊しちゃうのでは?と考えたり。ダイヤモンドは壊れませんよね^^;。
考えてるだけで愉しいです。