服部真澄「エクサバイト」読了(4月に読んだ分です)
題名のエクサバイトとは情報の単位、
1エクサバイトは100万テラバイト(10億ギガバイト)といわれてもぴんときませんが、とにかく膨大な情報量だということくらいはわかります。
時は近未来、ヴィジブル・ユニットという小型化された記録端末が開発され、眉間や目元などに装着される。
そしてその人の視線の先の画像と音声をすべて記録し体内に埋め込まれた端末に人の一生をまるごと記録する事が可能になる。
その膨大な記録を集積することによって新たなビジネスチャンスが生まれる・・・・という内容です。
世界中でたくさんの人々がブログを開設して日記をつづっています。
個人情報がきびしく制限される一方で、逆に個人の記録、たとえば読書傾向、趣味、家族構成等を公にさらしているわけです。
そんな時代なればこそ、この小説のような事が起こっても不思議ではないとかなりリアルに感じました。
途中まではかなりおもしろかったのですが、アンチエイジングの部分はちょっと無理があるように思いました、終わり方がちょっと不満かな~。
辛口な感想になりましたが服部真澄さんの本はどれもおもしろいです。
イギリスの香港返還を題材にした「龍の契り」
世界的な特許戦争を題材にした「鷲の驕り」
企業買収、著作権等を題材にした「ディールメーカー」
ギャンブルや賭博場を題材にした「バカラ」
遺伝子組み換えの作物を題材にした「GMO」
タイムリーな社会性、時代性を取り込んだ服部真澄さんの、骨太な国際推理小説はお勧めです。
題名のエクサバイトとは情報の単位、
1エクサバイトは100万テラバイト(10億ギガバイト)といわれてもぴんときませんが、とにかく膨大な情報量だということくらいはわかります。
時は近未来、ヴィジブル・ユニットという小型化された記録端末が開発され、眉間や目元などに装着される。
そしてその人の視線の先の画像と音声をすべて記録し体内に埋め込まれた端末に人の一生をまるごと記録する事が可能になる。
その膨大な記録を集積することによって新たなビジネスチャンスが生まれる・・・・という内容です。
世界中でたくさんの人々がブログを開設して日記をつづっています。
個人情報がきびしく制限される一方で、逆に個人の記録、たとえば読書傾向、趣味、家族構成等を公にさらしているわけです。
そんな時代なればこそ、この小説のような事が起こっても不思議ではないとかなりリアルに感じました。
途中まではかなりおもしろかったのですが、アンチエイジングの部分はちょっと無理があるように思いました、終わり方がちょっと不満かな~。
辛口な感想になりましたが服部真澄さんの本はどれもおもしろいです。
イギリスの香港返還を題材にした「龍の契り」
世界的な特許戦争を題材にした「鷲の驕り」
企業買収、著作権等を題材にした「ディールメーカー」
ギャンブルや賭博場を題材にした「バカラ」
遺伝子組み換えの作物を題材にした「GMO」
タイムリーな社会性、時代性を取り込んだ服部真澄さんの、骨太な国際推理小説はお勧めです。
by chiffonmini
| 2008-06-19 22:06
| 読書
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